自宅で音楽を聴く環境として、CDプレイヤーで音楽再生する代わりに、FLAC化した音源を再生して聴くことが増えた。
うちの機器の場合、下記の方法が可能。
①AVアンプ;パイオニアSC-LX57にHDDをUSB接続して再生する
②ネットワークオーディオプレイヤー;パイオニアN-30にHDDをUSB接続して再生する
③SC-LX57にNASのメディアサーバーを接続して再生する
④N-30にNASのメディアサーバーを接続して再生する
HDDのUSB接続の場合、その接続機器にHDDへのファイルの保存方法などに制限があったりすること(フォルダを切るとうまく動作しない等)と、SC-LX57にしろ、N-30にしろ、うまく動かないことがある。なので、メディアサーバー接続して聴くのが一番安定して利用できそう。しかし、こちらもうまく再生できない。NASは、専用のNASを持っているわけではなく (^^ゞ、無線ルーターのNAS機能を利用しることになる。
問題は、USB接続にしろ、メディアサーバーにしろ、接続するHDDのファイルフォーマットがFAT32にしか対応していないことである。そうすると、FLAC化する際、ファイル名を長くすると、FAT32だとうまくハンドリングできないようである。SC-LX57、N-30ともUSB接続するHDDのフォーマットはFAT32のみ対応。NAS利用するための無線ルーター;BuffaloWZR-HP-G300NHもUSB接続するHDDのフォーマットはFAT32のみ。
AVアンプ、N-30のUSB接続するHDDのフォーマットがNTFSに対応しそうにもなく、問題解決できない。Buffaloが僕が利用している無線ルーターのNAS利用のためのUSB接続するHDDのフォーマットがNTFSに対応することもないだろう。
アンプとネットワークオーディを買い替える予定はない。無線ルーターのNAS利用にUSB接続するHDDがNTFSフォーマットに対応していれば問題解決できそう。
バッファローの無線ルーターが古くなり、機能的にもこのごろのスマホやタブレットの通信方法に対応できてないため、買い替えることにした。そこで、NAS機能を使うために、ルーターにUSB接続する際、HDDのフォーマットがNTFSに対応しているルーターを探してみた。
まず、バッファローは全滅、IOも同様。国産はだめそうなので、海外メーカーのものということになるが、そこで見つけたのが、ASUSのルーター。
ハイグレードの高級品を買うつもりは毛頭無く、選んだのがRT-AC1200HPである。
値段もAMAZONで6000円割れだった(2015年11月頃)。USB接続したHDDなどを利用したNAS機能があり、NTFSフォーマットに対応している。
RT-AC1200HPにHDDをUSB接続する。RT-AC1200HPのWEB GUIにログインして、USBアプリケーションのメディアサーバー機能をインストールする。アカウントとパスワードを求められ、WEB-GUIのものと同じものを入力。
N-30からRT-AC1200HPに接続したHDDのFLACファイルを認識でき、無事再生できた。FLACファイルと同じフォルダに、CDのジャケットのJPGファイルを保存してあったが、それが特に何か設定することなく、N-30の液晶画面に表示されたのはうれしい誤算だった。
残念なのは、N-30用のスマホアプリである。お世辞にも使い勝手がいいものではない。ないよりはましだけど(^^ゞ
ルーターへHDDをUSB接続する際、裸族のお立ち台を利用している。これだとHDDをまるでリブーバルメディアのように利用できるのが非常に便利である。HDDもSSDも安くなっている。データバックアップもHDDで行っている。裸族のお立ち台をPC用にも用意し、FLACデータは、PCからHDDにコピーし、そのHDDをルーターに接続した、お立ち台に差し込めばOK。もちろん、NASとしてワークしているので、PCからルーターに接続したHDDに直接コピーもできるが、フォルダの作成方法がわからない(^^ゞ それにコピーはUSB3.0接続した方が早いし(ルーターのUSBは2.0)。
ちなみに、③の方法もRT-AC1200HP導入でりようできるのだが、なぜかSC-LX57からメディアサーバーを利用して音楽再生させるためのパイオニアiControlAV5がうまく動作しない。レスポンスが悪いうえ、うまく再生したかと思ったら、いきなりファイルアクセスできなくなったり、再生がとまったりするため、利用しないことにした。所詮、AVアンプのおまけ機能ということかもしれない。
N-30を利用するアプリも上記に書いたとおり、できはよくない。ハードつくりだけでなく、ソフトつくりの能力が今は非常に大事なんだけどね。
RT-AC1200HPについて、もう少し書いておくと、WEB-GUIは日本語化されており、マニュアルも日本語版がある。この設定用のGUIやマニュアルは、十分にわかりやすく、簡単設定できる。
無線ルーターとしての機能は6000円割れのコストとして、非常に満足できる。11a/b/g/n/ac、5GHzと2.4GHzのデュアルバンド対応(867+300Mbps)。1階に設置してあるが、2階の部屋でも普通に利用可能。もちろん1階より無線強度は落ちているようだが。
あと、USBが2.0なので、3.0だったらもっと良かったんだけど。1000円高くていいので、3.0対応してほしかった。新機種時には3.0対応してくれるだろう。
コストの安い無線ルーターとして、なによりUSB接続時、NTFS認識してNAS利用できる無線ルーターとしてお勧めします。
2016/5/15作成
2016/5/21更新