2021年3月3日水曜日

 オーデリック シーリングファンライト WF446PC1


リビングのメインライトとして、シーリングファンライトを購入した。

実物が見たかったのと、エアコンとの距離がとれない問題を確認するために、オーデリックのショールームに行ってみたのが、2020年8月だった。

ショールームは混雑はしておらず、ゆっくり見ることができた。

オーデリックのたくさんの商品が展示されていて、実物を目で見て確認できるのはありがたい。

エアコンとの距離の問題は、壁の距離同様に、好ましくない条件だが、絶対にダメとはいえず、故障リスクは、自己責任での判断ということになるとのことだった。まあ想定通りの、自己責任ですね。

オーデリックには、いくつもの種類のシーリングファンライトがあるが、値段とデザインから、WF446PC1が希望。調光が不要ならWF446LC2が少し安い値段である。定価9万円のところ、ネットで4万円ほどで購入できる。

この値段で買えるならと、思い切って購入することにした。

コストを抑えるため、取付は、自分で行った。

箱二つで届き、中には取扱説明書と施工説明書が入っていた。

施行説明書を見れば、取付作業は複雑なものではないように思える。


実際に取付けてみての留意する点を挙げておく。


施行説明書は、一通り目を通して、実物部品を確認しておくことをお勧めする。

説明書の絵で見るとの、実物とは幾分印象が違う場合があると思う。

シーリングファンライトを取付ける自宅の天井の配線器具が、どのタイプなのかは、購入前に確認していると思うが、実際に説明書と照らし合わせておく。

うちの場合、耳付き埋込ローゼットの取付ピッチ66.7mmだった。

組立部品、ネジは、パーツとして用意されている場合と、パーツにあらかじめ付いているものを自身で外して、取付に使用する場合がある。天井に取り付けたパーツから、ネジを外すのは面倒なので、説明書を一通り読んで、そのパーツを取り付ける前に外しておくようにしたい。マニュアルに従って作業すると、取外しはあとで判明することになるので注意したい。


取付の一番の難所が、最初のアタッチメントの配線器具(ローゼット)への取付である。

僕の場合、まずアタッチメントと埋込ローゼットプレートの張り合わせが、あらかじめ埋込ローゼットプレートについている両面テープではできなかった。貼り合わせてみるが、テープの部分に隙間ができて、張り付かない。しかたなく、埋込ローゼットプレート側から埋込ローゼットプレートとアタッチメントを養生テープで固定した。

次に、天井のローゼットのネジを外すのだが、そうするとローゼットが天井から外れ、垂れ下がることになる。ローゼットと、張り合わせた埋込ローゼットプレート+アタッチメントを一体としてネジ締めするのだが、ローゼットが固定されいないのに、ネジ穴をアタッチメントと合わせてネジを締める作業が非常に困難なのである。ローゼットプレート+アタッチメントはそこそこ重量があり、天井に向けて持ち上げたまま、ローゼットの位置を固定し、穴を合わせ、ネジを締める。この作業と、ファン本体取付、灯具本体取付は、一人で行うのは大変なので、ぶつぶつ言われながら妻に手伝ってもらった。

ここで問題が発生、ローゼットの耳の穴のねじ締めは、12mmネジで問題なくできるが、ローゼット固定穴は、ローゼットプレート+アタッチメントの厚みがあり、15mmネジが用意されているが、これでは長さが足りないのである。

最初はローゼットを固定するネジ穴とローゼット、ローゼットプレート+アタッチメントの穴が合わないのかと、なんどもトライし、よくよく長さを確認して長さが足りないことが判明した。疲れた(>_<)

仕方なく、ホームセンターで、なべネジM3.5 20mm(約100円)を買ってきた。

無事アタッチメント固定できた。


ここからは、説明書をしっかり確認しつつ、作業を進めた。

ファンの本体の取付時に、アタッチメントのフックに、落下防止ひものフックをかけるのだが、アタッチメントのフックの曲がりが浅く、落下防止ひもは、ひもではなくワイヤーケーブルなので張りがあり、アタッチメントのフックから外れやすい。落下防止ひものフックのかかりが維持されるのか心配である。それでも、本体のカバーさえしてしまえば、本体の落下防止は関係ないかと気にしないことにした。


羽根の取付は、ファンの回転時のブレにつながるため、できるだけ均一にネジ締めするように気を付けた。5つの羽根をそれぞれ組んで、最後につの羽根のネジをできるだけ同じ強さで締め増しした。羽根の本体への取付時は、ネジをしっかり締めれば大丈夫。

ここで、電源を入れて、ファンが回るかどうか確認する。

灯具を取り付けてから不具合があると、灯具を外して作業することになるので、この時点でした方がよいだろう。

無事ファンが回り、動作確認できた。スムーズに羽根が回り、変なブレもなく、バランス調整は必要なさそうだった。


灯具の取付では、灯具のヘッドカバーの容積に余裕がなく、電源コネクタをカバー内に無理やり押し込んでヘッドカバーを取り付けた(^^ゞ

グローブ(ランプのカバー)の取付について、説明書の取付け説明部分ではなく、最初の方の各部名称ページに、指紋が付きやすいからゴム手袋を着用して取扱ように注意書きがあるので、気を付けたい。

ということで、取付完了!

いざ始動!

ライトは無事付、ファンも回る。ライトの調光、ファンの強弱ともに問題なし。


ここで判明したのは、同じリビングに取り付けられた別のオーデリックのシーリングライトが、リモコンに同時に反応することである。

まあ、これはチャンネル変更すれば問題なしと、ファンライトのチャネルをデフォルトの1から2へ変更することにした。

施行説明書ではなく、取扱説明書に方法が記載されている。

本体に切り替えスイッチ(ch1⇔ch2)があり、リモコンにも切り替えスイッチ(ch1⇔ch2)がある。

本体の切り替えをしようとスイッチを探すと、切替スイッチの穴があるが、肝心のスイッチのトリガーがないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

施行説明書の絵を見る限り、トリガーが出ているように見える。もしかして、不良品。

中に埋もれているのかと、覗こうとするが、穴の中が目線の上でよく見えない。

手元にあったドライバーを差し込んでみたら、電気がショートしてブレーカーが落ちた! やべぇ~! なにやってんだ、俺!

ブレーカー戻して、電源入れなおしたら、無事ライトもファンも動き、その他ビデオレコーダーとか問題なくて、ほっとした(^^;

翌日、オーデリックに電話したところ、切り替えのトリガーは穴の中にあるとのこと。穴の中がのぞけるように、足場の高さを上げ、目線をあげて、穴の中を確認したところ、穴の下側の方にトリガーがあった。ドライバーではなく、プラスチックの棒の先でトリガーをスライドさせた。

結果は、無事チャンネル切り替えができた。


苦労はあったが、シーリングファンライトをつけてよかった。

安く買え、取付も自分でやった満足感もある。

ファンの音は強でも静かだが、基本弱で使うため、まったく気にならない。

本当に静かにして、聞き入れば、動作音が聞こえる。とはいえ、寝室じゃないのでそこまで神経質に耳を澄ますことはない。シャープの加湿器の音の方が大きい。

ライトも明るく、電球色と調光もでき、いい感じである。リビングダイニングにはこれのほかにダイニングテーブルの上にシーリングライトがあり、2灯構成なので、二つをつければ全体が十分に明るい。


2021.2.15