これのいいところは、保存メディアのデータファイルを解凍などの加工することなく即使えることである。
昔は、フロッピーディスクやアイオメガZIPディスクなどだったが、だんだんデータ・ファイルのサイズが大きくなり、メディアもDVD、BDなども出てきたが、これらはWrite Onceが基本で、なにより読み書きが遅い。
それを補うバックアップツールによる圧縮保存などもあるが、これでは保存先のファイルを使用する際、ひと手間かけないと使用できないのが更に面倒に感じてしまう。
HDDが大容量化し、値段も安くなってきたころからは、裸族のお立ち台(CROSEU3S)をHDDドライブとして、HDDをバックアップメディアとして使用するようになった。
HDDへデータバックアップする際、手作業でフォルダやファイルを選択コピーするのは非常に手間がかかるので、バックアップツールを探した。コピーツールといったほうが正確かもしれない。XCOPYをバッチを組んで使うとかがネットではあったが、MSのSyncToyを見つけて試したところ、自分の使い方にはちょうどよく、それ以来使い続けている。
使い勝手がもう少しよくなってほしいところもあるのだが、無料だし、これに代わるものは見つけていないし、たいした問題でもないため、探す手間もかけてない(^^;
バックアップの仕方
①お立ち台をPCにUSBで接続する。
②HDDをお立ち台に刺す。
③お立ち台の電源を入れる。
④SyncToyを起動し、あらかじめ設定したバックアップをクリックして実行する。
※バックアップ用HDDは複数用意しておき、バックアップする度に順番に選択する。
SyncToyのよいのは、シンプルな使い方と、バックアップのファイルコピー自体が非常に早いことである。
手作業で、フォルダを選び、コピーを実行するより、断然早い。
よって、バックアップ作業にそれほど時間を取られないのである。
最初の1回目は全データをバックアップとるので多少時間はかかるが、その後は、差分だけバックアップするだけなので、時間はあまりかからない。
バックアップの仕方も、同期、エコー(同期との違いは、コピー元の変更をコピー先に反映するだけで、コピー先の変更はコピー元に反映されない。)、コントリビュート(コピー元の変化のうち、ファイル追加やファイル更新をコピー先に反映するが、ファイル削除は反映しない。)の3つから選択できる。個人的にはエコーしか使ったことがない。
使い勝手の改善してほしい点は、バックアップ設定の変更できる条件が限定的で、変更元・変更先のドライブレターの変更ができないなど、変更元、変更先の微修正ができないこと。この場合、設定を削除し、再設定することになる。大した手間ではないし、頻繁に行うことではないので、大した問題ではないのだが。
バックアップ用HDDを複数使うため、HDD毎のバックアップ設定をまとめて実行したいのだが、設定全部を実行するか、個別実行かしかない。設定をグルーピングする機能があるといいのだが、こんな使い方する人はあまりいないのだろうね。
バックアップ時のみPCに接続し、バックアップ終了後は速やかにPCから切り離す。
また、上記に書いた通りバックアップ用HDDは複数用意し、順番に使用しているからである。これはHDDの故障の対応のためである。またHDDは同じ場所に保管せず、保管場所を変えて置くことで、なにかあった場合、すべてのHDDが同時に使えなくなることを極力避けるためである。
HDDのミラーリングや、NASによるバックアップなどもあるが、常時接続しないバックアップ先を確保するため、ちょっと面倒な手間をかけている。
裸族のお立ち台は、HDDドライブとして非常に便利だなと感じている。
外付けHDDやケースも使ったことがあるが、ケースに入れるのも面倒で、FDDのように入れ替えができるのが便利である。
なんせHDDが安くなった。メディア事情などが変われば、バックアップ方法も変える必要があるかもしれないが、いまの状況ではこれが一番良いかなと考える。
もっと大量に、頻繁にファイル作成される人は、SyncToyを使うとはいえ、いちいちバックアップ作業をすることが面倒で、未バックアップファイルのリスクが大きいため、NAS等によるミラーリングなどになるのだろう。
MSには、SyncToyの提供ともうすこしの改善を継続してほしい。
2019.3.24
2019.4.21
0 件のコメント:
コメントを投稿