ということで、どんなタイルを敷くか、ネットで調べた結果、積水化学のクレガーレ/ヴェルクラッセのプライムセピア色が目を引いた。
新宿のリビングデザインセンターOZONEに、実物を確かめに行った。
タイルのサンプルが置いてあるだけなのだが、百聞は一見に如かずということで、実物を見て。触れることができてよかった。
※リビングデザインセンターOZONEは、初めて訪れた。住宅関連のショールームですね。無料ですし、家を買う/建てる、内装を変えるというような時に、訪れるとアイデアが得られるかもしれないです。
次に、どこに施工を頼むのかという問題がある。
タイルを敷くだけでなく、リビング床とフラットになるようにタイルを敷きたいので、嵩上げが必要である。タイルの高さでは足りず、高さはそろってほしい。
ネットで施工業者を検索するが、これといった業者が見つからない。
フラット施工は対応していないという業者も多い。とりあえずと、タイル敷くだけで見積もりもらったところ、意外に高かった。
フラット施工対応する業者を見つけ、メールで概算見積りを依頼してみた。
面積からおおよそのタイル枚数が計算でき、ネットでざっくりしたタイル単価をしらべて、嵩上げ材も推測して含めて、そこにどれだけ作業工賃をのせるかという見積り項目だと考えると、ざっくりなるほどという値段だった。
実は、フラット施工しない見積りと比べて安くなった。これは業者のネームバリューだと考える。
見積もりと実際とで差額があとから発生する等がないのか、きちんと施工されるのかという懸念がある。
他にここという業者が見つからず、積水化学に問合せ(https://www.eslontimes.com/cregare/)してみたら、すんなりと業者を紹介しますという回答だった。グループ会社を紹介され、そこが引き受けて、下請け業者が施工するということだった。メーカー紹介ならある程度信用できる業者を紹介してくれるものと考えたい。
ベランダの見取り図を送って、概算見積りを出してもらった。先にメールで取った見積りとほぼ同じだった。見積取るところまでは、積水化学の担当者を入れたメールのやり取りだった。
現地調査、見積り、代金振込後に施工ということだった。事前払い。現地調査は無料。
現地調査結果は、概算見積りと同額だった。施工してもらうベランダは、よくある横長のスペースで、上下階に抜ける配管があることと、両隣との境界は、直線ではないことぐらいしか、複雑になりそうな部分はないので、それも見取り図で代替確認できてたということだろう。
ちなみに、ベランダとリビングの高さの差が一定以上一定以下でないとフラットにはできない。嵩上げ材の調整できる高さとタイルの高さによるためである。
現地調査では、ベランダとリビングの高さをチェックされた。
消費税、出張費等含めてその他の一切の費用が追加発生しないことを確認した。
業者側が忙しいらしく、現地調査から見積りまで約1週間、施工日はそこら1か月後となった。
施工日の1週間前に連絡があり、施行に1日半必要といわれ、日程も変更することになった。こちらの都合もあり、1日目午後半日と、間があいた2日目1日とするということになった。再度連絡があり、最初の施工日半日だと作業が中途半端な状態で放置することになるので、1日目は丸1日にしてほしいということだった。
1日目に嵩上げ作業、次の半日でタイル敷き作業ということだった。
最初の日程調整時に言ってもらいたかった。窓口担当者が、施工について理解がなかったのだろう。話していて、悪気はないのはわかるのだが (^^;
日曜日と月曜日だが、月曜日テレワークだし、僕が作業するわけではないからいいだろう (^^ゞ
初日9:00~17:00ということで、業者は9:00ぴったしにやってきた。少し早めに来て、時間見て呼び出ししたものと思われる。正確に時間を合わせてくるなんて、この下請け業者の担当者は、基本ができてるなあとちょっと感心。社会人としては当たり前であってほしいけど、日程調整を考えるとね...(^^)
作業員2人で、二人とも挨拶、説明など丁寧で、ちょっと安心。
デッキオTという嵩上げ材を、リビングと高さが合うように高さ調整して、ベランダに敷き詰める。
最初、ベランダ全体の高さを、リビングと同じ高さになるようにしたいという意向だと受け取っていたようで、リビングとの高さ調整を作業員二人で相談中の会話で気が付いた。ベランダそのものは排水のため、そもそもリビングから外側にある排水溝へ向かって緩やかな傾斜が付いている。完全に水平にして、雨が降った時にリビング側に流れてくると困るので、ベランダの傾斜を保ってもらいたいとお願いした。ベランダとの接続部分の高さを合わせ、そこからはベランダの傾斜にあわせて嵩上げ材を敷いてもらう。当初の完全水平にするには、設置する嵩上げ材1つ1つベランダの傾斜を打ち消すように高さ調整が必要で、そのため丸一日の時間が必要という見積りだった模様。
もうひとつ確認したことは、ベランダのリビングと逆側には排水の溝があるが、溝の部分はタイルを敷かないでオープンにするのか、タイルを敷くのかという問題。作業担当者は、即答、タイル敷きますよということだった。「敷かないということもできますが、敷いてしまった方が(見栄え、使い勝手が←推測)いいんじゃないですか。」「敷かない家もありますが、普通は敷きます」という回答だった。
大雨になった時に、水があふれてリビングに入ってくるということはないだろうかという懸念について聞いたところ、それがあるとすれば、排水溝にゴミが詰まり、水が流れない状態だが、タイル敷いてしまえば、そうなるようなゴミが入り込むことはなくなるから、問題ないとうことだった。うちのベランダは手摺はスリットの仕切りではなく、パネルの仕切りのため、排水が間に合わずベランダに水があふれるほどの雨が吹き込むなんてことは考えらないし、最悪、タイルをはがすことはできるから、いざとなったら1、2枚はがせばいいか等、20秒ほどぐるぐる考えた結果、業者の想定通り全面タイルを敷くことにした。後日、試しにバケツで水をぶちまけてみた。あっというまにタイルの隙間から流れてしまい、大きく広がるということもなかった。
ベランダの傾斜に一律合わせるのであれば、調整が難しくないということで、昼過ぎには、嵩上げ材の施工が終了した。ベランダの端や、パイプのあるところは、嵩上げ材をカットして、きっちりと敷き詰められた。1日目は嵩上げだけの予定だったが、午後の残りの時間で全作業を完了できるということ。、時間があればタイル敷きの一部作業することにしてあったようで、タイルは車に積んでありますとのこと。ということで、午後は嵩上げしたベランダにタイルを敷き詰めていく。タイルもベランダの形状やパイプに合わせてカットして、きっちりと敷き詰められていく。途中、形状合わせでのタイルカットで、どこまできちっと詰めるかと、ミリ単位の議論がされていた。ある程度の誤差がでるのは、仕方ないと思うところだが、この二人は丁寧な仕事をする人たちであった。
施工後は、タイルカットで出た埃をバキュームで吸い取り、ゴミもきちんと片付けて、撤収となった。
日程調整とか施工まで、意外と時間がかかり、ちょっと面倒なやり取りがあったが、施工自体がとてもスムーズに、丁寧な仕事をしてもらったおかげで、やってよかったと、ベランダを眺めました。翌日作業もなくなったし。
結局最後は、この手の施工は、作業員の人しだいというところは、免れないかもしれないなあと思う。引越なんかも同じだな。
ところで、施工までばたばたしたこともあり、すっかり代金の振込を忘れてました。業者側からも請求もなく、施工後数日しても連絡なし。
こちらから請求書(振込先)送ってくれれば、振り込みますとメールしたら、請求書作成して送付しますという返答だった。すぐにメールが来るかと思ったら、1週間程度後に郵送で請求書が送られてきたので、振り込みました。見積はPDFだったのに。その後、音沙汰がないですが、窓口担当者は、悪い人ではなかったです(^^)
生活の中心がリビングダイニングの部屋なので、サッシを通していつも目にするベランダが、素敵だと自己満足できる状態であることは、ちょっと気分がいいなと思う。
2021年の6月から8月には、集中豪雨のような雨降りが何度もあったが、ベランダに雨が溜まるようなことは一度もなかった。
2021.9.5